2012/09/16

ふたりの女性

蒲団の中や掘り炬燵で主人が原稿を書いておりますときは、私はいつもそばにおりました。辞書代わりということもありますが、用事をしようとお勝手に立つと、主人がここに座っていろというので、そばに座り、・・・ 
吉行文枝「淳之介の背中」

淳之介さんの字に関するこだわりは、私の身に染み込んでいるけれど、私も自然に教えられた。「まりちゃん」と呼ばれ、子犬みたいに喜んで、ほめられるのかと、飛んでいって叱られた。(中略)
「そうだね、君は『からだ』とひらがねで書くのが一番にあうんじゃない?やさしいからね」・・・
宮城まり子「淳之介さんのこと」

 ひとりの男が、ふたりの女性と暮らしたことがあって、それぞれ本になっている。そこに浮かび上がるのは、それぞれの女性の想いそのもの。どのページを開いても現れる、全く違う二人の個性。

2 コメント:

shampoo さんのコメント...

私は宮城まりこさんが苦手でした。
むか~し なにかインタビューされてるのをみたときに何となくしゃべり方があまりにもぶりっ子に感じて。そのぶりっ子と目線の激しさが男性には魅力的なのでしょうが 私には裏表に感じてしまったのを思い出しました。

Shin さんのコメント...

shampooさん
彼女が若かったころは、僕はまだ生まれてなかったので、僕にとってはすっかり本の中の人です。でも、確かに僕はぶりっ子のように見える人にひかれるところはあるみたいです^^。