2012/11/11

「サイゴンから来た妻と娘」(近藤紘一) を読んで

ベトナム戦争末期に特派員としてサイゴンに滞在していた著者は
ベトナム人の妻としりあい、にぎやかな長屋で暮らしていたが、南ベトナム消滅のときに
妻の前夫との娘も連れて三人で日本で暮らす。

ベトナムで暮らしていたときの話、日本に来てからの話が織り交ざっていて
お金、生活、食べ物、暮らし方などの違いをたくさん書いていて面白かった。
飼っていたウサギを解体して食べちゃった話や、奥さんが前夫の浮気の現場に乗り込んだ思い出話、日本でベトナムの食材を奥さんと探す話、南ベトナムの話。
とにかく奥さんの強い個性が、多くの話題の種になっているようにも思うけれど
こういったエピソードを文化の違いからも分析している。

そして、日本での三人での暮らし、行動力もある最強絶対権力者の奥さんに、服従する娘さん、と
思いやりに満ちている著者の気持ち。


最近は、奥さんにするなら陽気な末っ子気質な人がいいと思っていたけど
こういう話を読むと、それは子供っぽい考えだよねとも思った。


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