2017/07/17

古伊万里かっちゃった

今日はKちゃんと、他の人への贈り物を探しに、新宿伊勢丹にでかけたけれど、いいものが見つからなかった。

和食器のコーナーをぶらぶらしていたら、たまたま骨董の出店が来ていて、買うつもりもなく見てみた。江戸の終わりころに手作りで作られたという器の5点セットを「伊勢丹で骨董は、それなりの値段だな」と少し手に取ってみた。釉薬のなんともいえない手触り、少し覗き込むと、ぽつぽつと気泡のようなものが内側にはついている。少し粗く作られた印象で、上に塗られた釉薬が下地の模様と少しずれていて、職人が先を急いで筆を遣る様子がいまにも見えてきそうな感じがとても楽しい。模様も古いものではあるが、さわやかなパターンで、多少の年月の重みと造形の軽やかな感じが混じって非常に心地よい。しばらく手におさめているうちに、なんだかとってもほしくなってしまった古伊万里。Kちゃんが「しんさん、買いたかったら買ってもいいんだよ?」というが、グレードは低そうだけど古伊万里ですよ。5客セットですよ。いつも私たちはduralexで間に合っているのですよ?と思ってデパートを後にして、お茶へ。

ところがあの手にした時の感じときたら、ちょっと他になかったし、意外とポップで楽しい模様も悪くないと思ったし、来客用のお茶出しにでも使えるねと思ったりなんかして、もう一度売り場を見に行ったら、やっぱりコレだ!ということになって購入してしまいました。こんな買い方をするなんて、中古バイク屋で愛車となるバイクを見つけた時以来。