2013/01/29

Mくん

自由が丘の人ごみの中を歩いていても、すぐに気がついた。「おい、Mじゃないか!」と声をかけたら、Mも「よう!」と返事をした。


ばったりと会ったMは高校の部活の同級生で、あのころは防具をつけていても誰かわかったから、見つけられたのかもしれない。縁は続いていていまでも一年に一度くらいは飲む。

「すごい偶然だね」なんていいながら、それぞれの用事まで、二人でコーヒー飲んで話してたけど、周りもドン引きの不景気な話題でも二人の間じゃ笑い話だよねぇ。

それにしても、自由が丘の近くに高校があって、二人とも遠くにいた時期もあったのに、引力が働くのですねぇ。


2013/01/27

新かぞく

妹にふたりめの子どもが授かってお腹が大きくなってきたらしい。
食べすぎじゃないヨネ?おめでたいことです。

妹は、しっかり家庭を築いて、仕事もして、こどもを育てて
あの、ひょうひょうとした妹が頑張っていて偉いなと思います。
いまになって考えてみたら、兄がきたえたわけでもないだろうけど
強いところもあったと思います。


子守のできない僕が、二人目がうまれた後にいったら、
ただの迷惑だから、その前に、会いに行きたい。
甥っ子はことばを覚えてきたらしいから、ちょっとは、ワルイ言葉もしこんどかなきゃね。




2013/01/26

とかげ

まだ少年だったとき、草むらで穴を掘っていた。
夏だ、汗ばんでいた。とかげを見つけた。

うす黒い体に青い光沢がひとすじ走っていた、ように思う。
好奇心がはたらいたのか、ほとんど無意識に、スコップをとかげにむけて振り下ろした。
けっきょく、尾はきれなかったのだろう、そのあとは覚えていない。

地べたを走るさまや、しっぽ切りから想像される再生のイメージがすきで
とかげのアイテムをつい選んでしまうのは
この記憶が原点なようにも思う。






2013/01/23

バイク

三月に保険の更新があるから、バイクをてばなそうかまよっています。
バイクではいけない遠いところへ行きたいし
そのためには、そのための時間も必要だから。

でも、かんがえてみれば
バイクは僕をみちびいて、乗りつづければ
それはそれで、どこかにたどり着くんだろう。

今だって毎週のように乗っていて
冬は、ガス調整があうのか、エンジンはなお元気で
しゃんとした気持ちなのに楽しい気分でいられる時間を失いたくない。

と、ここまで書いて、やっぱり乗り続けようと思いました。