まだ少年だったとき、草むらで穴を掘っていた。
夏だ、汗ばんでいた。とかげを見つけた。
うす黒い体に青い光沢がひとすじ走っていた、ように思う。
好奇心がはたらいたのか、ほとんど無意識に、スコップをとかげにむけて振り下ろした。
けっきょく、尾はきれなかったのだろう、そのあとは覚えていない。
地べたを走るさまや、しっぽ切りから想像される再生のイメージがすきで
とかげのアイテムをつい選んでしまうのは
この記憶が原点なようにも思う。
落ちのない日記
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