2013/04/11

きえた記憶

30年前の僕の落書きが出てきた。2歳か3歳の頃だろう。




青が好きだったんだろうか?思うものを描こうにも、まだ手の動かし方を知らなかった。
ホチキスの針はすっかり錆びているけれど、まだきちんと紙をとじている。
僕の説明を、幼稚園の先生が書きとめてくれていた。



昔、僕はアメリカに2年間住んでいて
そのころは、英語をしゃべっていたらしい。
日本に帰ってきてからは、英語も当時のことも
すっかり忘れてしまって、僕にこんな時期があったのかと、驚いた。

何が言いたいのかよくわからないけれど、
それからね、それからね、と話をつなげて行くのは
今の僕にも残っているようにも思う。

2 コメント:

shampoo さんのコメント...

ええ!そうだったんですか。shin君は帰国子女だったのですね。
この「昔 僕は~~残っているようにも思う」は内容も文体もエッセイのときの村上春樹さんみたいですね。
彼の小説は私には難解なこともあるのですがエッセイは好きで若い頃から読んでました。

Shin さんのコメント...

shampooさん

あんまり人には言わないけど、そうです。
でも記憶もろくにないので、こういうのが出てくるとビックリします。
村上春樹さんは、母が好きで実家にあります。僕もエッセイのほうが好きです。きっと文体が体に残っているようにも思う。